ギリシア神話-21-
モイライ  Moirai
パルカエ
 

運命を司る三女神

アトロポス(Atropos)曲げえない者、過去を歌い継ぐ者
クロートー(Klotho)紡ぐ者、現在を織り紡いでいく者
ラケシス(Lachesis)わけ与える者、未来への糸を解く者

ラケシス(またはアトロポス)は未来への糸を断ち切る鋏を持つ。

ニュクス(夜)が産み出した女神。
もしくは、ゼウスとテミスの間に産まれたとされている。

ゼウスにより、最大の権威を与えられた女神である。

老婆の姿で描かれることが多いようだ。

 

ちなみに、
北欧神話に出てくるノルンという女神も運命の女神である。
名はウルド、ヴェルダンディー、スクルド。
ギリシア神話のモイライとの大きな違いは、
モイライが握っているのが人間の運命だけというのに対して、
北欧神話に出てくるノルンは、神々の運命さえも握っているという点である。
(神々の中でも絶対的な力を持っているということに・・・?)


 

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