歴史

携帯電話の歴史

私が使用した携帯電話の話
 

今回は携帯電話のお話を。

 〜まずは携帯電話の歴史〜

 携帯電話の登場は、1946年にアメリカのベル・システムが開始した無線の電話サービス「MTS」だと言われている。
ただ、この時代のものは持ち歩くには適して無い大きいサイズのもので、車載機としての移動体通信サービスであった。

 1960年代(昭和35年〜)ごろから小型化が始まるが、それでも片手で持つには厳しい大きさだった。

 1970年代(昭和45年〜)ごろには、片手で持つことができるものが出始める。

 1979年(昭和54年)、第一世代通信システム(1G/アナログ)を使用したサービスが世界で初めて日本で実用化される。
ただし、機械としては車載電話であって、人が“携帯”して持ち歩くものではなかった。

 1983年(昭和58年)、アメリカのモトローラから手持ちできる携帯電話が発売される。

 1985年(昭和60年)、日本のNTTからショルダーフォン(重量3キロ)が発売される。

 1987年(昭和62年)、日本のNTTから携帯電話(重量900グラム)発売。

 1991年(平成3年)、フィンランドで第二世代通信システム(2G/デジタル)サービス実用化。(日本では1993年/平成5年から)

 1999年(平成11年)、日本で@モードがスタート。インターネットに接続できるようになる。

 2001年(平成13年)、日本で第三世代通信システム(3G)商用化。テレビ電話、インターネットの高速通信が可能となる。

 2007年(平成19年)、スマートフォン登場。


 〜私が使用した携帯電話の話〜

 わたしが初めて携帯電話というものを使ったのは、1987年(昭和62年)ごろにバイト先で渡されたNTT移動電話 TZ-802Bものでした。
その頃は移動電話と呼ばれておりまして、携帯電話という呼び名は一般的ではありませんでしたね。
試しに使ってみると、ちゃんと通話できるじゃないですか。職場全員で歓声をあげたのを覚えています。
この頃、移動電話を持ち歩いている人なんか全くと言って見かけませんでした。 車内(車載)電話というものもありましたけど、お金持ちか、危ない仕事をしている人ぐらいが持っているもので、一般的には普及してなかったんですね。
でも、この「NTT移動電話 TZ-802B」はわりと台数が出回ったらしく、この電話を使ったことがある人はけっこういるようです。

 この電話の使い勝手ですが、とにかく電池の持ちが悪かった。専用のショルダーバッグに予備電池も入れて持ち歩かないと不安でしょうがなかった。電池の充電時間もかなりの時間を要したと記憶してます。
お値段とか、契約料とか、月額料金&通話料なんかは会社もちだったので、わたしはわかりかねます。おそらくいいお値段だったんでしょうね。


 個人として携帯を持ち始めたのは、1994年(平成6年)ごろです。
記憶では京セラ製だったと思っていたのですが、調べてみるとそれらしいものはPシリーズ。今、Pといえばパナソニック(松下電器)です。この当時もそうだったんでしょうか?だとしたら、最初に個人で持った携帯電話は、京セラ製ではなく、パナソニック(松下電器)製ということになります。 最初に持った携帯電話見た感じ「PU(画像左)」か「Pv2(画像右)」のどちらかだったと思います。
これがね、サイズ143×49×35oの230g。
ポケットに入れると、けっこう存在感があるんですな。 存在感があるだけに、ポケットから何度落っこちたことかw
でも、丈夫さは素晴らしかった。落としても落としても壊れないし傷もつかない。引退するまで、一度も修理に出すことはありませんでしたね。
こいつを購入したキッカケは、仕事上の知り合いが
「今だったら契約料とか本体代金とか全部込みで1万でいいけど、どう?」
と言ってきたからでして、いろいろ考えたあげく買うことにしました。
当時、携帯電話を持っている人なんてほとんどいなくて、よく公衆電話代りに貸したもんです。
「通話料高いんでしょ。ありがとう、これ通話料ね」
と、いくらかくれる人もいましたね。
たしか、通話料1分30円だったかな?あんまり確かな記憶ではないけど、月額基本料金は1万円だったと思います。


mova FV 二台目の携帯がコレ。「mova FV」Fだから富士通ですかね?
これは懸賞で当たった携帯です。初期費用は無料でした。
送られてきて契約をして、二台の携帯持ちになりました。しばらくは仕事用と私用で使い分けてたんですが、結局は一台目の携帯を解約しました。
113×53×28oの185g
わりと重量はあるけど、小さいのが良かった。
でもまだアナログです。 アナログと言っても電波状況は悪くなかったですね。活動範囲がほとんど東京23区内だったというのもあるんでしょうけど、電波がなくて困ったという経験はほとんどありませんでした。
ショートメールさえ無かった時代の携帯ですけど、こいつはフォルムが可愛かったんで気に入ってました。 薄っすらとした記憶だけど、留守電機能みたいな機能が本体に付いていたと思います。
ま、携帯してる電話なので、電話が掛かってくればすぐ出れるから、ほとんど使わなかった機能でしたけどね。
たしか、こいつを使い始めた頃には、月額基本料金がちょっとずつ安くなり始めたような・・・。この記憶も自信ありません。調べるのも面倒なので・・・あしからず・・・。


DV 三台目は「mova DV」。こいつもアナログです。三菱電機製品。
118×43×27,5oの165g
「mova FV」のパカパカがなかなか使い勝手よかったんで、またパカパカにしたというわけです。
買い換えた理由ですが、「mova FV」の電池が壊れたんじゃなかったかな?あんまり記憶にございませんw
安く購入するために新規契約して買ったと思います。 もしくは、メーカー保障だったかな? ・・・う〜ん、やっぱ記憶ないわw
まあ、ともかく、 メールもカメラも音楽機能もまだまだ付いておりません。液晶画面もカラーじゃない。
まだ多機能ではないとはいえ、この機種は長く使いましたね。4年ぐらいは使ってたんじゃないかな?周りのみんながデジタル・ムーバを使い始めても取り残されたようにアナログのこいつを使い続けてました。
こいつは頑丈だった。壊れることなく引退しました。
デジタルムーバの影響があったのか、このころ携帯電話が一気に普及して始めました。そして、携帯電話とPHSがシェアを争うようになっていったんですね。


デジタル mova D207 HYPER 4台目は「デジタル mova D207 HYPER」。また三菱電機製品。
123×40×18oの77g 100gを切りました。すごいね。
こいつも新規契約。安く済むもんでw
電話番号が変わるから、皆に連絡するのが大変だった。
んで、やっとデジタルきました! ショートメール機能もきました! なんかいろいろとサービスも始まりました。
ショートメール、当時としてはかなり便利機能だったんですけどね。便利なもんで、みんな携帯電話をいじりまくり。携帯依存症という言葉が出始めてきたのはこの頃です。
この機種のボディーは綺麗でしたね。画像と同じパールホワイト(とかいう呼び名の色だったと思う)を持ってたんですけど、色も綺麗、手触りも良い。かなりイイ感じの携帯電話でした。
2年ぐらい使ったかな。 周りがiモードだなんだ言ってても使ってた。いい加減ボロボロになってきて、電池の留め金部分がヤバくなるまで使って引退させました。


デジタル mova P503iS HYPER 五台目は「デジタル mova P503iS HYPER」。パナソニック(松下電器)製品。
97×50×27oの98g
iモードです。メールできます。インターネットもできます。カラー画面です。
でもまだカメラと音楽機能はついておりません。
これは機種変更にしました。継続割り引きがいつまで経っても伸びないんでね。新規契約で安くなる機種でいいのが無かったってのもあるけど。
こいつがね、問題児でした。 買ってちょうど一年後。メーカー保障が切れた直後!寝たまま起きなくなりました。
DOCOMOショップに持っていったら
「内部の不具合です。修理に8千円かかります」
だそうで
「内部の不具合だったら不良品だったってことじゃないの?メーカー保障が切れてから何日かしか経ってないんだし、修理代はメーカー持ちにはできないの?」
と訊ねてみたら、DOCOMOショップの店員はパナ(松下)の担当者に問い合わせてくれたんだけど、返事は、
「製造した段階での不具合ではないし、無料保障期間を過ぎているので有料です」
と譲らない。
あとから直でパナ(松下)にメールを送ってみたけれど、返答は変わらない。
「どういう不具合だったのか詳しいことを教えて欲しい」
と言ってみたが
「機密事項になるので教えられない」
だそうな。そして、
「今後とも弊社と弊社製品のご愛顧いただけますよう願っております」
だって。
もうパナソニック(松下電器)製品は買うもんか!
そう誓ったわたしであった。
しかし、この「デジタル mova P503iS HYPER」。 退院後は体調不良を訴えることなく、泣き言も言わずに働いてくれました。しかも、かなりの年数。5,6年使ったかもしれない・・・・。
パナ(松下)製品・・・丈夫じゃねーか・・・。


FOMA SH903iTV そして、次に使ったのが「FOMA SH903iTV」。シャープ製品。
111×50×25oの143g
ワイド画面がついているだけに重さはある。 カメラも付いている。SDカードだって使える。TV(ワンセグ)だって見れる。進化したもんだ。 しかし、このワンセグ、いまいちなんだよね。チャンネル受信できない場所の多いこと・・・。ほとんどワンセグ使えません。競馬中継とか見れると思ってこの機種にしたのに・・・。もしかして、なんか設定すればよく受信できるようになったりしたのかね?
画面がデカイだけにインターネットはしやすい。あんまり使わなかったけど。

 パック料金制のサービスとか出てきて、携帯電話の利用料金はひと昔前みたいに何万、何十万って払う人はかなり減った時期でしたね。
わたしの利用料金はといえば、このころは三千円代。もちょっとさかのぼっても5千円位でしたかね。一般化してくる頃には飽きている(食いつきが悪くなる)というパターンが多いのよね。(リアルが充実していないだけという言い方もあるかw)


 以上、わたしが使った歴代携帯電話でした。

 そして、時代はスマートフォン(スマホ)へと・・・。


 
2009年3月2日記 
 
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