キリン
麒麟
 

神獣


十二国記での表記

毛並みは雌黄、背が五色、鬣は金が普通。
(「月の影 影の海/下」p209)

外見は鹿に似ていたが、角は額に一本だけ。強いて言えば一角獣に近いかもしれない。
鬣は濃い金、毛並みは落ち着いた黄色、背中に鹿のような模様があって、
そこが不思議な色に輝いて見える。
(「月の影 影の海/下」p220 〜景麒の外見〜 )

普通の女ならそれが困難なほど泰麒はもう大きいが、
蓬山に帰って以来見かけほどの重さは無い。仙骨とかいうものがあって、泰麒はうんと軽いのだ。
(「風の海 迷宮の岸」p87)

首はけっして長くなかった。馬よりも華奢な印象で、鹿に似ている。
温かな黄色の体に模様はあったが、それは背だけで、
それも模様というより角度によって色を変える体毛が複雑に入り混じっている印象を受けた。
(「風の海 迷宮の岸」p145 〜景麒の外見〜 )
〜サバンナや動物園で見ることのできるキリンほど首は長くない〜ということだろう


アニメ「十二国記」では、鬣のある一角の鹿のよう。


山海経に出てくる 乗黄 という妖が、麒麟と同じものだとされているらしい。
乗黄・・・狐のような姿、背に角がある。(海外西経)
とある。


他に、麒麟についての伝説としては、

鹿ほどの大きさ、龍のような鱗で覆われている、馬のような脚、牛のような尾、
狼のように長い頭、一本角、全ての生き物の彩色を帯びているたてがみの神獣。

雄を麒、雌を麟といい、雌雄が互いに気を送り合うことで子を宿す。
雄は「遊聖」と鳴き、雌は「和」と鳴く。春には「扶幼」、秋は「養」と鳴く。

本来は、鱗が黄色いものを麒麟(きりん)と呼び、
他の色の鱗を持つものは、
黒を角端(かくたん)、白を索冥(さくめい)、赤を炎駒(えんく)、青を聳弧(しょうこ)
と、別の名で呼ぶ。

大変に柔和な生き物(?)で、野山を駆けるときも、
決して命のあるもの(草木や虫さえも)は踏む潰したりはしない。
しかし、身を守るために戦わざるを得ないときは、凄まじい雄叫びとともに口から炎を吹き出して戦う。

寿命は1000年とも2000年ともいわれるほどの永命である。

捕獲されて、日本の皇室に何度か献上されているらしい。

実在の動物 キリン(ジラフ) の姿形が言い伝えられて
(角があり、背に瘤があって、鬣があり、様々な色で模様がなされている。など)、
伝説の麒麟像(某飲料水会社のマークが有名)が創られたという説もある。

などがある。(あくまでも伝説ね)



鹿だとか狐だとか・・・。
私は個人的に馬っぽい麒麟が好きだ。
麒麟ビールの麒麟も好きだし、樹木希林さんも好きです。

 


麒麟(2008年5月28日)
鬣がフワフワ過ぎるとの指摘も受けたが・・・。
俺が書くものなんてこんなもんだろ。

 


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