オススメな音楽

イエロー・マジック・オーケストラ / Yellow Magic Orchestra (YMO)
 

細野晴臣:ベース/高橋幸宏:ドラムス、ボーカル/坂本龍一:キーボード、シンセサイザーの3人で結成されたバンド。
 

1970年代後半 細野晴臣は「イエロー・マジック」というコンセプトでいくつかの作品を作っていた。
1977年 12月8日 細野晴臣のソロアルバム「はらいそ」の楽曲録音。(発売日は4月25日)
ハリー細野&イエロー・マジック・バンドと称した形態。
細野、高橋、坂本の三人が揃う要因となるレコーディング。
 1978年  1月23日
1977年 暮れ頃 そのとき、松武秀樹はシングル曲「無限音階」の制作中だった。
松武のいるスタジオに、突然、細野が見学に訪れる。
細野は、コンピューター音楽を辿っていって、冨田勲の弟子ともいえるマニピュレーターの松武に行きついた。
そこで早速コンタクトをとると、松武はスタジオでレコーディング中だというので訪問することにしたのだ。
松武に会った細野は、
「今度エレクトロニクスを使ったバンドを考えているんだ~手伝ってほしい」
と話したという。
松武がもう一人のYMOとなるきっかけの出来事。
(同時期に坂本も松武とコンタクトをとっていたそうだ。たぶんそれが「千のナイフ」に繋がっているんだと思われる)
コンピュータの可能性を感じていたというより、電子音の多様性に興味を持ったのではないだろうか?
まさか、数年後にとてつもない演算処理能力を持つコンピュータが人一人で持ち運べる程度の大きさで現れ、数十年後には一家に一台以上にパーソナル・コンピュータがあふれる世界が来るとは思ってはいなかっただろう。
この当時、そんなことを想像できたのは世界に、あの人と、あの人ぐらいだったんじゃないかね?
 1978年 明け頃
 の某日
1978年 1月 細野のソロアルバム「はらいそ」の収録曲「ファム・ファタール~妖婦」のレコーディングに坂本龍一、高橋ユキヒロが参加。
2月19日 二人が細野の自宅に招かれ、3人はこたつで焼きおにぎりとみかんを食べながら(みかんを食べたかどうかは不確か)、細野が考えているコンセプト
“マーティンデニーの曲「ファイアクラッカー」で、シンセサイザーを使用した「エレクトリック・チャンキー・ディスコ」(ディスコ・サウンド)(エキゾチック・デジタル)をやって、世界的ヒット(400万枚)(インターナショナルな成功)を狙う。
バンドの名前は「イエロー・マジック・オーケストラ」”
に二人は賛同する。
YMO誕生の瞬間である。
某日 「イエロー・マジック・オーケストラをやろう」となった三人だったが、高橋とビクターの間にサディスティックスの契約がまだ残っていた。
そこで、細野が
「僕が挨拶に行く」
と言い出して、高橋と二人でビクターの偉い人のところに行き
「ユキヒロ君を僕に下さい」
と、嫁を貰うがごとく願い出たところ、
「しょうがねえなあ」
と高橋の移籍を承諾してくれたのだという。
なんとも、細野とビクターのお偉いさんお二人の男気溢れる素敵な逸話である。
契約問題でなんやかんやと揉めてしまっている&揉めてしまった某芸能関係者の方々に、ぜひとも知って欲しいような話であります。
というより、この当時ですでに細野さんの音楽業界での影響力が高かった(発言力があった)ということなのかもしれませんが。
3月
 ~
 4月
高橋ユキヒロのソロアルバム「サラヴァ!(Saravah!)」の楽曲の録音。(発売日は6月21日)
細野と坂本も参加。
坂本はすべての楽曲の編曲を手掛けている。ただし、プロデュースは高橋。
坂本曰く「僕とユキヒロで作ったようなものじゃないですか~」
細野も全9曲中8曲でベースを弾いている。
3月 細野晴臣と鈴木茂、山下達郎との連名企画アルバム「Pacific」の楽曲録音。(発売日は6月21日)
細野は「最後の楽園」「スラック・キー・ルンバ」「コズミック・サーフィン」の3曲を提供。
4月2日
 ~21日
細野がグラフィック・デザイナー:横尾忠則らとインド旅行に(嫌々ながら)出掛ける。(横尾が言うには細野の方から「今度インドに行くことがあったら連れて行ってくれますか」と言ってきたから誘った。ということになっている)
旅行先で細野は、横尾からクラフトワークなどのコンピューター音楽の情報を得る。
後に細野は「インドとクラフトワークが混じったものが、YMOの先駆けだったと思いますね」「横尾さんとのインド体験なしにYMOは生まれなかったんです」などと話している。
4月10日
 ~
7月27日
坂本龍一のソロアルバム「千のナイフ」の楽曲の録音。(発売日は10月25日)
録音中に細野、高橋、山下達郎、渡辺加津美などの気心の知れた人たちとセッションし、その中からアルバムに入れたものもあったという。
と言っても、山下は見学に来ていただけで、「カスタネットでも・・・」と坂本に言われカスタネットで参加したらしい。遊びのセッションでギターあたり弾いてても良さそうな感じはするけど。
4月25日 ハリー細野(細野晴臣)&イエロー・マジック・バンド「はらいそ」LPアルバム発売。
バンド名はついているが細野晴臣のソロアルバム。
参加ミュージシャンが当たり前のようにすごい。
細野晴臣、鈴木茂、徳武弘文、林立夫、高橋幸宏、浜口茂外也、斎藤ノブ、佐藤博、坂本龍一、武川雅寛(ムーンライダース)、大貫妙子、ディーブ釜萢(かまやつひろしの父)、かまやつひろし、川田知子、あがた木魚、東京シャイネス・ボーイズ
6月 細野晴臣&横尾忠則の「COCHIN MOON」の楽曲の録音。(発売日は9月20日)
インド旅行の体験にインスピレーションされたアルバム・・・「を横尾さんがレコード会社から頼まれて、それに巻き込まれた」と細野は語っているらしい。
つまり、横尾は最初からそのつもりで、乗り気でなかった細野をインド旅行に連れて行って~楽曲は細野の役割だよね~という形に持って行った。のでしょうかね?
横尾は「インド旅行中には話はついていた」的なことも言っているらしい。
けっこう大変な作業だったらしく、細野はノイローゼ寸前の状態にまでなっていたとか。
それと対極に、レコーディングに誘われた松武は「レコーディングに誘われたことは本当に光栄で~目から鱗が落ちる体験でした」と、良い思い出として語っている。
6月21日 細野晴臣、鈴木茂、山下達郎、連名の企画アルバム「Pacific」発売。
参加ミュージシャン
細野晴臣、徳武弘文、高橋ユキヒロ、坂本龍一、浜口茂外也、
7月10日
 ~
 9月10日
YMOの「ファイアクラッカー(スペシャルDJコピー)」の楽曲の録音。(プロモーション用)
1992年8月21日発売の「テクノ・バイブル(TECHNO BIBLE)」に収録されている。
最初は普通に演奏してみたが、「本格的にコンピューターでやろう」となり、松武が呼ばれてレコーディングを再開させた。
坂本が起こした譜面を松武が高速でプログラミングして、音が出てくる。
「それは夢見心地のよう」
と細野は語っている。
魔法でも見せられているかのような感覚、そして確かな手ごたえも感じていたのではないだろうか。
某日 細野が横尾に(ダメもとで、イエロー・マジック・オーケストラに)「入りませんか?」と打診。横尾からは「いいよ」の返事だったらしい。
邪推だが、おそらく「インド旅行とそれにまつわる一件」に対しての細野流の仕返しだったのではないだろうか?それに対して横尾は、一度了承しておきながらも結成記者会見当日にバックレるという離れ業で躱すという、うわ手な山師っぷりを披露することになる。
7月15日
 ~
 9月5日
YMOのLPアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)」の楽曲の録音。(発売日は11月25日)
7月21日 細野晴臣「(パシフィック版)コズミック・サーフィン」シングル・レコード発売。
7月23日 小澤征爾が指揮する北京交響楽団をテレビで見て、髪の毛が刈り上げられている姿に感銘。
YMOは(クラフトワークと同じように)もみあげを刈り上げようという話になる。(ほんとかな?)
それが後に「テクノカット」と呼ばれるようになる。
9月20日 細野晴臣&横尾忠則「コチンの月(COCHIN MOON)」発売。
参加ミュージシャン
西原朱夏(細野晴臣)、坂本龍一、佐藤博、松武秀樹
9月26日 矢野顕子の中野サンプラザホールでのコンサート「ト・キ・メ・キ コンサート」
メンバー構成
矢野顕子、松原正樹、細野晴臣、高橋ユキヒロ、坂本龍一、浜口茂外也、吉田美奈子、山下達郎

矢野顕子が高橋、坂本と初顔合わせ。
坂本の印象は「キタナイ」だったそうで「(バンドのメンバーから)外してほしい」とまで訴えたそうだ。細野が「もうキレイになったから」(YMO結成記者会見用にキレイになった?)となだめて外されなかったらしい。
10月4日 TBSラジオ「それゆけスネークマン」に細野が電話出演。インタビュアーは小林克也。
発売前のアルバムから「コンピューター・ゲーム~サーカスのテーマ」「ファイアクラッカー」「東風」「中国女」が紹介された。
某日 YMO結成記者会見。
当日、第四のメンバー(になるはずだった)横尾が現れず。(横尾曰く、「仕度はしていたけど、雑誌だか週刊誌の締め切りが記者会見当日と被ったので間に合わなくなって~もういいや~となった」とか)
個人的に、これはただ単にバックレたんだと思う。逃げ腰になったか、嫌な予感がしたか、だと思う。
そして、これまた私個人の意見だが、横尾氏はYMOのメンバーにならなくて良かったんだと思う。お互いのために。
そして、このYMO結成記者会見が行われた月日がはっきりしない。
初ステージ前に行うのが自然かな?と思ってこの位置に書き込んだが、もしかしたらもっと早い時期にやったのかもしれない。知っている方がいたら教えてくださいませ。
10月18日 FM東京「サウンド・カーニバル/シンセサイザーランド」公開録音(東京都港区、芝・郵便貯金ホール)でYMOとしての初ステージ。
 他出演者:冨田勲、バッハ・レヴォリューション

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野誠(矢野顕子の当時の夫)、林立夫、松武秀樹
【セットリスト】
~メンバー紹介
1タイトル未定(.ビハインド・ザ・マスク)
2.東風
3.中国女
4.Valses nobles et sentimentales,Assez anime'(「高雅で感傷的なワルツ」の第四楽章「アッセ・ザニメ」)
 ジョゼフ・モーリス・ラヴェルの曲を坂本と渡辺で演奏したもの。
 「ブリッジ・オーバー・トラブツド・ミュージック」っぽくも聞こえたりするとか?
5.マッド・ピエロ
6.シムーン
7.ウォンテッド(ピンクレディーの楽曲をテクノ・アレンジ)
8.ファイアクラッカー

マッド・ピエロとシムーンをライブ演奏とは・・・、今となってはレア。
シムーンのボーカルは誰がとったのでしょうか?たぶん細野さん?
マッド・ピエロ、テープは使わず、すべて人力演奏だったそうです。
10月25日 坂本龍一ソロアルバム「千のナイフ」発売。
参加ミュージシャン
坂本龍一、渡辺香津美、細野晴臣、浜口茂外也、ペッカー(橋本正人/オルケスタ・デル・ソル)、山下達郎、高橋悠治
コンピュータ・オペレーター:松武秀樹
アルバム・ジャケットのスタイリスト:高橋幸宏
六本木ピットインで行われた 坂本龍一「千のナイフ」発売記念コンサート に出演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、坂本龍一、細野晴臣、渡辺香津美、矢野誠、浜口茂外也、松武秀樹
10月26日 六本木ピットインで行われた 坂本龍一「千のナイフ」発売記念コンサート 2日目 に出演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、坂本龍一、細野晴臣、渡辺香津美、高中正義、小原礼、矢野誠、浜口茂外也、松武秀樹
10月27日 池袋ヤマハ東池袋ショップ ライブステージで無料インストア・ライブ「シンセサイザー・スペース・ムーブメント」

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹

松武証言では、観客13人。ギャラ一人あたり1万5千円。
11月25日 LPアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)」発売。
 
 1.コンピューター・ゲーム “サーカスのテーマ”
   作曲:YMO
 2.ファイアクラッカー
   作曲:マーティン・デニー
 3.シムーン
   作詞:クリス・モスデル/作曲:細野晴臣
 4.コズミック・サーフィン
   作曲:細野晴臣
 5.コンピューター・ゲーム “インベーダーのテーマ”
   作曲:YMO
 6.東風
   作曲:坂本龍一
 7.中国女
   作詞:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ
 8.ブリッジ・オーバー・トラブルド・ミュージック
   作曲:YMO
 9.マッド・ピエロ
   作曲:細野晴臣
 10.アクロバット
   作曲:細野晴臣

参加ミュージシャン
細野晴臣:ベース、エレクトロニクス、キーボード、アレンジメント
高橋ユキヒロ:ドラムス、パーカッション、エレクトロニクス、ボーカル
坂本龍一:キーボード、エレクトロニクス、パーカッション、オーケストレーション

橋本俊一:ボーカル 3
高中正義:ギター 4,7
松武秀樹:マイクロ・コンポーザー・プログラミング 2,3,4,6,7,9,10
布井(旧姓・江部)智子:セクシー・ボイス 7

布井(旧姓・江部)智子さんは、当時、アルファレコード社長秘書で、フランス語が堪能だったため参加となった。

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このアルバムはお金持ちの友人が購入したのをカセットテープに録音しました。
友人の親父さんが購入したであろう、やたらデカくてちょっと古臭いステレオで友人といろんなつまみをいじくりながら録音したのを覚えてます。
自前のカセットを自分で持ち始めたころなんで、何もかもが楽しかったですね。
そのお金持ちの友人というのは、学校の席順が前後で、たまたま帰り道も一緒だったことから仲良くなり、どういった経緯からだったか二人ともYMOにはまり、初期のYMO関連は二人で一生懸命コンプリートしようとしてました。
いろんな楽しいことを二人で見つけ出してほとんど毎日のようにつるんでましたね。
 
12月3日
 ~
 12月10日
東京都新宿、紀伊國屋ホールで「アルファ・フュージョン・フェスティバル」に出演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、松本弘、風間幹也、松武秀樹

来日中のA&Mレコード副社長トミー・リピューマが観覧に来たり(これがアメリカでのレコード販売実現を確実なものにしたらしい。交渉はそれよりも先に進めていた模様)、シーナ&ロケッツの鮎川誠が楽屋に訪れたり(高橋から「細野さんに会わせたいから来ない?」と電話で誘われたから楽屋を訪れたらしい。細野とは初対面だったが「ピットインで何か一緒にやろう」という話になったとのことなので馬が合ったのだろう。細野曰く「馬と狸が会った」)と、今後の展開を大きく左右するイベントだったのだが・・・
当のYMOメンバーは「フュージョンと一緒にされるのは嫌なんだけどなあ」とか思いながら出演していたらしい。
とはいえ、
YMOとそれを取り巻く人たち、それとアルファレコードという会社が巨大な波に乗り始めた瞬間だった。
某日 ピットイン公演のリハーサル。
鮎川誠も参加し「デイ・トリッパー」「サティスファクション」「カモン」などをセッションする。
12月20日 六本木ピットイン公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、松本弘、松武秀樹
12月21日 六本木ピットイン公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松本弘、松武秀樹
12月22日 六本木ピットイン公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、鮎川誠、松本弘、松武秀樹

鮎川誠に対してアルファレコードへの移籍話(勧誘)が出る。
1979年 2月12日
 ~
 2月16日
ロサンゼルスのキャピトル・タワーでアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」のリミックスに細野参加。
エンジニア:アル・シュミット
細野曰く「エコーの質と低音部の処理が太くなったというか、まろやかになったというか。ひょっとするとフュージョン寄りにされたというか、ナチュラルな感触に近づいちゃった。あれだったら僕は東京ミックスのほうが好きだな」
5月30日 アルバム「Yellow Magic Orchestra」(US版)アメリカ発売。(ホライゾン・レコード)
 
 1.COMPUTER GAME  "Theme From The Circus"
     作曲:YMO
 2.FIRE CRACKER
     作曲:マーティン・デニー
 3.SIMOON
     作詞:クリス・モスデル/作曲:細野晴臣
 4.COSMIC SURFIN'
     作曲:細野晴臣
 5.COMPUTER GAME "Theme From The Invader"
     作曲:YMO
 6.YELLOW MAGIC (TONG POO)
     作曲:坂本龍一
 7.LA FEMME CHINOISE
     作詞:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ
 8.BRIDGE OVER TROUBLED MUSIC
     作曲:YMO
 9.MAD PIERROT
     作曲:細野晴臣

参加ミュージシャン
細野晴臣:ベース、エレクトロニクス、キーボード、アレンジメント
高橋ユキヒロ:ドラムス、パーカッション、エレクトロニクス、ボーカル
坂本龍一:キーボード、エレクトロニクス、パーカッション、オーケストレーション

松武秀樹:マイクロ・コンポーザー・プログラミング 2,3,4,6,7,9
橋本俊一:ボーカル 3
高中正義:ギター 4,7
吉田美奈子:バックグランド・ボーカル 6
布井(旧姓・江部)智子:セクシー・ボイス 7


YMOを世界に向けて売り出すプロジェクト「イエローオペレーション」発動。

後に、「ファイアクラッカー」の作曲者であるマーティン・デニーは、
「突然大金が口座に振り込まれてきたので驚いた」
と語っている。YMOが世界的にヒットし、ファイアクラッカーの作曲者印税が振り込まれたとき、その額に驚いたのだという。
6月18日 六本木Bee(ディスコ)でプロモーション・ライブ「イエロー・マジック・ショー」開催。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹

ヨーロッパでのアルバム発売用のプロモーション・ツアーを行うためにA&M関係者を招いて行われたのがこのライブ。
結果は、大受け。「金、いくらでもかけるから世界ツアーをやろう」という話になったらしい。

赤い人民服(一般的にはそう呼ばれているが、実際は昭和初期の日本のスキーウェアのデザインをある程度模倣したもの)の衣装を初めて使用。
メンバー全員がヘッドホンをして演奏するスタイルもここから。
6月21日 坂本龍一&カクトウギ・セッションのLPアルバム「サマー・ナーバス」発売。
7月25日 LPアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)」US版の日本仕様が発売。
それにより、本来のファースト・アルバムであった日本版「イエロー・マジック・オーケストラ」は廃盤となる。
 
 1.コンピューター・ゲーム “サーカスのテーマ”
     作曲:YMO
 2.ファイアクラッカー
     作曲:マーティン・デニー
 3.シムーン
     作詞:クリス・モスデル/作曲:細野晴臣
 4.コズミック・サーフィン
     作曲:YMO
 5.コンピューター・ゲーム “インベーダーのテーマ”
     作曲:細野晴臣
 6.イエロー・マジック(東風)
     作曲:坂本龍一
 7.中国女
     作詞:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ
 8.ブリッジ・オーバー・トラブルド・ミュージック
     作曲:YMO
 9.マッド・ピエロ
     作曲:細野晴臣

参加ミュージシャン
細野晴臣:ベース、エレクトロニクス、キーボード、アレンジメント
高橋ユキヒロ:ドラムス、パーカッション、エレクトロニクス、ボーカル
坂本龍一:キーボード、エレクトロニクス、パーカッション、オーケストレーション

松武秀樹:マイクロ・コンポーザー・プログラミング 2,3,4,6,7,9
橋本俊一:ボーカル 3
高中正義:ギター 4,7
吉田美奈子:バックグランド・ボーカル 6
布井(旧姓・江部)智子:セクシー・ボイス 7
 

私が買ったYMOのファースト・アルバムはこっち(US版の日本仕様)でした。
お金をポケットにねじ込み、自転車で街の家電量販店のレコード・コーナーに走り、ジャケット欲しさに購入。(だって、曲数の多い日本版はすでにカセットテープに録音して持っていたから)
そしたら、聴いてみるとなんか違うんですよ。1曲減ってるだけじゃなくて、軽快な感じがするというか・・・。それでもって、「東風」はタイトルが「イエロー・マジック」になったばかりではなく、美しい女性の歌声がっ!(吉田美奈子の存在を知るのはかなり後)買ってよかったと心の底から思いました。
お金持ちの友人のところへ持参したところ、彼はカセットテープへ録音しながら「あんまり違わないし、1曲少ないから録音する意味あるのかな」とボソリつぶやきましたね。
ある意味、正当な判断ではあると思いました。そのころのカセットテープの値段は結構お高くて、本数そろえるのが割と大変だったんですよね。
 
8月2日
 ~
 8月4日
アメリカ、ロサンゼルスのグリーク・シアターのチューブス公演のオープニング・アクトを務める。(3日間)

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹

急遽要請されたという初の海外での演奏。
オープニング・アクトに対して割と厳しい反応見せるアメリカの観客だが、日本人であるYMOの演奏に対して、6,000人の観客たちは大きな拍手と歓声を送った。

すぐにスタッフの一人が記録映像を日本に持ち帰り、NHKのニュースで取り上げてもらえるよう働きかけ、「日本の新しいバンドが、ポップ・ミュージックの本場ロスアンジェルスで大喝采を浴びる快挙!!」と7時のニュースで流された。
全国放送であるNHKで「YMOの快挙」が流されたことで、YMOの知名度は一気に拡大していく。
8月6日 ロサンゼルス、チャイナタウンの店マダム・ウォンで単独公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
9月10日
 ~
 9月11日
 
東京都中野区、中野サンプラザ・ホールのチューブス来日公演でオープニング・アクトを務める。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
9月13日
 ~
 9月14日
 
東京都港区、芝・郵便貯金ホールのチューブス来日公演でオープニング・アクトを務める。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
9月25日 LPアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」発売。
 
 1.テクノポリス
     作曲:坂本龍一
 2.アブソリュート・エゴ・ダンス
     作曲:細野晴臣
 3.ライディーン
     作曲:高橋ユキヒロ
 4.キャスタリア
     作曲:坂本龍一
 5.ビハインド・ザ・マスク
     作詞:クリス・モスデル/作曲:坂本龍一(+高橋ユキヒロ)
 6.デイ・トリッパー
     作詞・作曲:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
 7.インソムニア
     作詞:クリス・モスデル/作曲:細野晴臣
 8.ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー
     作詞:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ

参加ミュージシャン
細野晴臣:ベース、キーボード、ボイス
高橋ユキヒロ:ドラムス、ボーカル
坂本龍一:キーボード、ボイス

松武秀樹:コンピューター・プログラミング
鮎川誠:ギター 6,8
サンディー:ボイス 2

日笠雅水(当時の細野のマネージャー):ボイス 8

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このアルバムは、お金持ちの友人が購入し、それを録音しました。
「テクノポリス」と「ライディーン」が入っているのでお得感はあるんだけど、全8曲と曲数は少ないんですよね。
でも、当時はあまり感じなかったけど、今見ると豪華な8曲ですよね。
なんか知らないけど「アブソリュート・エゴ・ダンス」を聴きながら二人で笑い転げてた記憶がありますね。たぶんサンディーの掛け声のせいなんでしょうけど。あの沖縄風ってのがなじみがなかっただけなんだと思うけど、箸が転んだだけでも可笑しい年頃だったので・・・。
 
10月16日 イングランド、ロンドンのヴェニュー「トランス・アトランティック・ツアー」

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
10月19日 フランス、パリのル・パラス「トランス・アトランティック・ツアー」

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
10月20日 フランス、パリのエンパイア・シアターでフランス・テレビジョンの「コーラス」公開録画。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
10月24日 イングランド、ロンドンのヴェニュー「トランス・アトランティック・ツアー」

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
10月25日 シングル「テクノポリス」/B面「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」発売。
11月1日
 ~
 11月2日
アメリカ、ニューヨークのハラー「トランス・アトランティック・ツアー」

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
11月4日 アメリカ、ワシントンD.C.のザ・バイユー「トランス・アトランティック・ツアー」

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
11月5日 アメリカ、ボストンのパラダイス・シアター「トランス・アトランティック・ツアー」
メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
11月6日 アメリカ、ニューヨークのボトムライン「トランス・アトランティック・ツアー」

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
12月19日 東京都中野区、中野サンプラザ・ホール「バック・イン・トキオ」

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、渡辺香津美、矢野顕子、松武秀樹
1980年 1月23日 東京港区、芝浦のスタジオAでレコーディング中にクリス・トーマス、福井ミカ、リンダ・マッカートニー(ポールマッカートニー夫人)が来訪。
ナイス・エイジ」にミカの「ニュース速報」を入れる。
2月21日 LP(ライブ)アルバム「パブリック・プレッシャー(公的抑圧)」発売
 
 1.ライディーン
     作曲:高橋ユキヒロ
 2.ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー
     作曲:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ
 3.東風
     作曲:坂本龍一
 4.ジ・エンド・オブ・エイジア
     作曲:坂本龍一
 5.コズミック・サーフィン
     作曲:細野晴臣
 6.デイ・トリッパー
     作詞・作曲:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
 7.ラジオ・ジャンク
     作曲:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ
 8.中国女
     作曲:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ
 9.バック・イン・トキオ

参加ミュージシャン
細野晴臣:ベース
高橋ユキヒロ:ドラムス、ボーカル
坂本龍一:キーボード

松武秀樹:コンピューター・プログラミング
矢野顕子:キーボード、バック・ボーカル

Also thanks to Mr,KILYN

当盤は、「トランス・アトランティック・ツアー」~「バック・イン・トキオ」のツアーでの演奏を収録したライブ・アルバムだが、同行したサポート・ギタリストであった渡辺香津美の演奏は、渡辺が当時所属していた日本コロンビアが収録を認めなかったためカットされている。穴埋めに坂本のシンザサイザーが入れられている。

このアルバムは、オリコンLPチャートで1位を獲得する。

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このアルバムも、お金持ちの友人が購入し、それを録音しました。
とにかくカッコよかった。
 
3月21日 「テクノポリス2000-20」ツアー・パンフレット「スートラ(教典)」発行。(価格1,000円)
愛知県名古屋市、愛知県勤労会館「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、橋本一子、松武秀樹
3月31日 宮城県仙台市、仙台市民会館「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、橋本一子、松武秀樹
4月1日 秋田県秋田市、秋田県民会館「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、藤井丈司、橋本一子、松武秀樹
4月4日 広島県広島市、広島郵便貯金ホール「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、藤本敦夫、橋本一子、松武秀樹
4月5日 福岡県福岡市、福岡市民会館「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、鮎川誠、橋本一子、松武秀樹
4月7日
 ~
 4月8日
大阪府、毎日ホール「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、藤本敦夫、橋本一子、松武秀樹
4月9日 兵庫県神戸市、神戸国際会館「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、鮎川誠、橋本一子、松武秀樹
4月11日 京都府、京都会館「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、鮎川誠、橋本一子、松武秀樹
4月13日 東京都渋谷区、NHKホール「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、鮎川誠、橋本一子、松武秀樹
4月15日 北海道札幌市、札幌厚生年金会館「テクノポリス2000-20」ツアー。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、橋本一子、松武秀樹
4月23日 雑誌「写楽」創刊記念イベント「イエロー・マジック・サーカス どうしようもなく世界一 写楽 IN 武道館」

出演者
YMO、咲坂守(小林克也)、畠山桃内(伊武雅刀)、シーナ&ロケット、EX、サンディー、久保田麻琴、スーザン、近田春夫、クリス・モスデル、村井邦彦、川添象郎 他
演出:桑原茂一

メンバー構成:高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、鮎川誠、橋本一子、松武秀樹
6月5日 スネークマン・ショーとのコラボ・アルバム「増殖」発売。
 
 1.ジングルY.M.O
     作曲:YMO
 2.ナイス・エイジ
     作詞:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ、坂本龍一
 3.「KDD」
     スネークマン・ショー
 4.タイトゥン・アップ
     作詞・作曲:ビリー・バティアー、アーチー・ベル
 5.「ミスター大平」
     スネークマン・ショー
 6.ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン
     作詞・作曲:ビリー・バティアー、アーチー・ベル
 7.「ここは警察じゃないよ」
     スネークマン・ショー
 8.シチズンズ・オブ・サイエンス
     作詞:クリス・モスデル/作曲:坂本龍一
 9.「林家万平」
     スネークマン・ショー
 10.マルティプライズ
     作曲:エルマー・バーンスタイン、YMO
 11.「若い山彦」
     スネークマン・ショー
 12.ジ・エンド・オブ・エイジア
     作曲:坂本龍一

音楽パート:参加ミュージシャン
YMO
 細野晴臣:ベース
 高橋ユキヒロ:ドラムス、ボーカル
 坂本龍一:キーボード

松武秀樹:コンピューター・プログラミング

クリス・モスデル:ボイス 8
サンディー:バック・アップ・ボーカル 2,8
大村憲司:ギター 2,4,6,8,10
福井ミカ:ボイス 2

コントパート:スネークマン・ショー
 小林克也 (音楽パート 4,6 :ボイス)
 伊武雅刀 (音楽パート 4,12 :ボイス)
 桑原茂一

「マルティプライズ」は冒頭に「荒野の七人」の旋律を使っている。当初は作曲者のクレジットに「エルマー・バーンスタイン」の名は無かったが、クレームが付いたためダブル・クレジットとなった。


これ「増殖」は、自分で欲して手に入れた初めてのアルバムでした。
赤い段ボールで作られた枠組みにはめ込まれた10インチのミニアルバム。
ジャケット写真の妙な人形の群。(今見ればまるで兵馬俑のようにも見えますな~当時はまだ発見されていないけど~)
すべてが目新しかったんで、欲しくてたまらなかった。親父に無理言ってお金を出してもらって(誕生日プレゼントの前借りとかなんとか交渉をしたのか、可愛くおねだりしたのか)購入できたと記憶してます。
 
6月21日 シングル・レコード「ライディーン」 B面「コズミック・サーフィン」(「パブリック・プレッシャー」からのライブテイク)

この「ライディーン」と先に出ていた「テクノポリス」のシングル、それとソニーのカセット2本(BHFとDUAD~46と60だったような・・・CHF90か120も付いてたかもしれない)を従姉のお姉様からプレゼントで頂いた。
おそらく、新社会人になったお姉様が人生初のボーナスをもらった嬉しさで、可愛い従弟になにか買ってあげたくて堪らなくなり
「ボーナス貰ったからなんか買ってあげるよ。何がいい?」
とかって、可愛い可愛い従弟に言ってしまったんだと思う。
その可愛い可愛い可愛い従弟は
「なんか買ってくれるんだったら、YMOのレコードがいいな。お姉ちゃん💗」
とか答えたんだと思う。
それにしても、シングル・レコード2枚とカセット2本~もしくは3本(しかも1本はフェリクローム)という、きっといろいろ考えて選んでくれたんだと思う。(私がカセットも要求したのかもしれないがw)
いくら私がとっても可愛い可愛い可愛い可愛い従弟だったからって、本当に可愛がってくれてたんだなあと、思い出す度に感激してしまいます。
レストランにも連れて行ってくれたりしたんだよなあ~。
お返しを何にもできないまま音信不通にしてしまったけど・・・。
「テクノポリス」「ライディーン」を聴くと、いとこのお姉ちゃんの優しさを思い出してしまうのです。
ま、私がとてつもなく可愛い従弟だったんだから、貢ぎたくなるのもしょうがなかったということなんだけど・・・ね。
可愛すぎるのも罪 という話でした。

ちなみに、「ライディーン」というタイトル。
伝説の力士「雷電」、アニメ「勇者ライディーン」から取ったらしい。
または、電子音楽を伝えるという意味で「雷伝」という話もどこかで耳にしたきがする。
まあ、どれにしても出だしと曲中に聞こえる印象的な馬のひづめの音(走る音)っぽいヤツの説明にはならないので、他になんか由来があるんじゃないのかなあ?と、個人的には思っている。
 
高橋ユキヒロのソロアルバム「音楽殺人」発売。
9月5日 ベスト・アルバム「マルティプライズ」日本版~アメリカ版とほぼ同じ内容~発売。(アメリカでは7月29日発売)
 
 1.ナイス・エイジ
     作詞:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ、坂本龍一
 2.ビハインド・ザ・マスク
     作詞:クリス・モスデル/作曲:坂本龍一
 3.ライディーン
     作曲:高橋ユキヒロ
 4.デイ・トリッパー
     作詞・作曲:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
 5.テクノポリス
     作曲:坂本龍一
 6.マルティプライズ
     作曲:エルマー・バーンスタイン、YMO
 7.シチズンズ・オブ・サイエンス
     作詞:クリス・モスデル/作曲:坂本龍一
 8.ソリット・ステイト・サイヴァイヴァー
     作詞:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ

参加ミュージシャン
細野晴臣:ベース、キーボード、ボイス
高橋ユキヒロ:ドラムス、ボーカル
坂本龍一:キーボード、ボーカル

松武秀樹:コンピュータプログラミング
鮎川誠:ギター 4,8
大村憲司:ギター 1,6,7
サンディー:スポークン・ボーカル 1、バックアップボーカル 7


「増殖」じゃない方の「マルティプライズ」。ベスト盤だったと知ったのはたいぶん後になってから。
このアルバムは、お金持ちの友人が買ったんだけど、二人でそろって何度も繰り返して聴いた。そりゃあそうだよ、ベスト盤なんだもん。いい曲が揃ってますよ~。(二人ともベスト盤だって気付いてないんだけどね)
でもね、「YMOって、同じ曲を複数のアルバムに入れるバンドなんだなあ」っていうことは漠然と思ってましたよ。
そりゃあしょうがない。ここまでのアルバムは、曲が重複してるんだから。
 

イギリス版(8月に発売されている)では内容が異なる。
 
 1.Technopolis
     作曲:坂本龍一
 2.Absolute Ego Dance
     作曲:細野晴臣
 3.Behind The Mask
     作詞:クリス・モスデル/作曲:坂本龍一
 4.Computer Game “Theme from The Circus”
     作曲:YMO
 5.Firecracker
     作曲:マーティン・デニー
 6.Computer Game “Theme from The Invader”
  (クレジットされていない記録もある 未確認)
     作曲:YMO
 7.Snakeman Show
 (たぶん 「ここは警察じゃないよ」 もしかしたら「KDD」かも? 未確認)
     スネークマン・ショー
 8.Nice Age
     作詞:クリス・モスデル/作曲:高橋ユキヒロ、坂本龍一
 9.Multiplies
     作曲:エルマー・バーンスタイン、YMO
 10.Snakeman Show
 (たぶん「KDD」 もしかしたら「ミスター大平」かも? 未確認)
     スネークマン・ショー
 11.Citizens of Sciense
     作詞:クリス・モスデル/作曲:坂本龍一
 12.Tighten Up (Japanese Gentlemen Stand up Please!)
     作詞:・作曲:ビリー・バティアー、アーチー・ベル

音楽パート:参加ミュージシャン
YMO
 細野晴臣:ベース
 高橋ユキヒロ:ドラムス、ボーカル
 坂本龍一:キーボード

松武秀樹:コンピューター・プログラミング

クリス・モスデル:ボイス 11
サンディー:スポークン・ボーカル 8、バックアップボーカル 11
大村憲司:ギター 8,9,11,12
福井ミカ:ボイス 8

コントパート:スネークマン・ショー
 小林克也 (音楽パート 12 :ボイス)
 伊武雅刀 (音楽パート 12 :ボイス)
 桑原茂一
10月2日 「ワールド・ツアー」発表記者会見。(東京・有楽町、日本外国特派員協会)
10月11日 イングランド、オックスフォードのニュー・シアター「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月12日 イングランド、バーミンガムのオデオン・シアター「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月13日 イングランド、マンチェスターのアポロ・シアター「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月15日 YMOを起用したフジカセットのCM「テクノポリス25時」放送開始。
 挿入歌「磁性紀~開け心~」
10月16日 イングランド、ロンドンのハマースミス・オデオン「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月18日 イングランド、サウザンプトンのゴウモン・シアター「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月20日 ドイツ、ハンブルグのマルクト・ハーレ「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月21日 オランダ、ロッテルダムのデ・ランタン「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月24日 スウェーデン、ストックホルムのゴータ・レオン「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月27日 フランス、パリのル・パラス「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月29日 イタリア、ミラノのテアトロ・エスメラルド「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
10月30日 イタリア、ローマのテアトロ・オリンピオ「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
11月1日 フジカセット「テクノポリス」プレゼント・キャンペーン開始。
 合計1万人に3部構成のYMO関連ブックをプレゼント という内容。
11月2日 アメリカのNBCテレビ「ソウル・トレイン」に出演。(収録)

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子

演奏はテープ(アテ振り)だろうけど、それにしてもユキヒロの適当なこと。(特に「タイトゥン・アップ」のとき)もうちょっと演奏してるふりをしたほうが良かったんじゃないかねえ。
11月7日 アメリカ、ロサンゼルスのA&Mレコード・スタジオ チャップリン・ステージ「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹

日本への衛星中継用のライブ。
11月8日 フジテレビで「イエロー・マジック・オーケストラ ワールドツアー‛80 イン アメリカ」放送。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹

アメリカからの衛星中継のライブ。(生中継ではなく、1時間差のある中継だったとか)
アメリカと日本の時差の関係で演奏側と視聴側の日付が違う。
アメリカ、ロサンゼルスのハリウッド・パラディアム「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
11月10日 アメリカ、サンフランシスコのカブキ・シアター「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
11月14日 アメリカ、ニューヨークのパラディアム「FROM TOKIO IN TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹
11月26日 第22回「日本レコード大賞」部門賞審査会で「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」がベスト・アルバム賞受賞。
11月29日 アメリカのNBCテレビで「ソウル・トレイン」YMO出演回を放送。
12月2日 フジテレビ「発表!FNS歌謡祭‛80優秀賞」(中野サンプラザ・ホール)。
YMOも生出演。「ライディーン」で特別賞受賞。
12月20日 シングル「タイトゥン・アップ」 B面「ナイス・エイジ」発売。
12月24日
 ~
 12月25日
東京都千代田区九段下の日本武道館「FROM TOKIO TO TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹

シーナ&ロケットも出演。
12月26日 東京都千代田区九段下の日本武道館「FROM TOKIO TO TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹

サンディー&サンセッツも出演。
12月27日 東京都千代田区九段下の日本武道館「FROM TOKIO TO TOKYO」公演。

メンバー構成
高橋ユキヒロ、細野晴臣、坂本龍一、大村憲司、矢野顕子、松武秀樹

サンディー&サンセッツ、コスミック・インベンション、小林克也、伊藤洋一も出演。
12月31日 フジテレビで「イエロー・マジック・オーケストラ ワールド・ツアー‛80 FROM TOKIO TO TOKYO IN 武道館」放送。
1981年 2月1日 矢野顕子 シングル「春咲小紅」 B面「在広東少年」発売。

春咲小紅
 作詞:糸井重里/作曲:矢野顕子/編曲:ymoymo(YMO) ~カネボウ化粧品のCM曲~
在広東少年
 作詞・作曲・編曲:矢野顕子

今思えば、「なぜか」なのだが、このシングル・レコードを私は購入している。
おぼろげな記憶によれば、そのころのレコード屋さんではポイントカードというものがあってですね、購入金額ごとにスタンプを押して貰って、溜まるとある一定金額の金券になるというシステムがあったところが多かったんですね。
んでもって、スタンプがいっぱいになったので、その店では確か2,500円相当の商品とお取替えだったので、その時のCMに使われていたシングル・レコードを数枚購入したその一枚だったと思います。
私のミーハーな部分ですな。
 
2月21日 スネークマン・ショーのアルバム「(通称)急いで口で吸え!」発売。
3月10日 YMO写真集 Goro特別編集 ymo book「OMIYAGE」発売。
OMIYAGE
これはね。手に入れたんですよ。
大きい本屋さんに急いで行ったら、棚積みのコーナーに2冊残ってたんですよ。
妙な作りの本で、変な嬉しさがあった。
BGMの曲の和訳なんかも付いてて、それも嬉しかったなぁ。
みんなでカードゲームをやってる写真の矢野顕子の太もも(だったと思う)もなんか嬉しかったなぁ。

そんで、「YMOスカーフ」が当たる企画があって(調べてみたら、「YMOを詠みこんだ俳句を募集し、抽選で1万人にプレゼントという企画」だったらしい)、後日、スカーフが送られてきたんですよ。
そう!当たったのよ!

でもね。
「OMIYAGE」は4年後ぐらいに古本屋に売っぱらってしまった(ものの分かる古本屋だったみたいで、けっこう良い値が付いたと思う。値段は覚えてないけど)し、「YMOスカーフ」は、最初はそこそこ大事にしてたんだけど、6~7年後には弁当を包む風呂敷代わりにしたりして、しまいには捨てちゃったと記憶している。
今思えばもったいない。ちゃんと取っておいてヤフオクにでも出せばいいお小遣いになったものを・・・。
 
3月21日 LPアルバム「BGM」発売。
 
 1.バレエ
     作詞:高橋幸宏、ピーター・バラカン/作曲:高橋幸宏
 2.音楽の計画
     作詞:坂本龍一、ピーター・バラカン/作曲:坂本龍一
 3.ラップ現象
     作詞:細野晴臣、ピーター・バラカン/作曲:細野晴臣
 4.ハッピー・エンド
     作曲:坂本龍一
 5.千のナイフ
     作曲:坂本龍一
 6.キュー
     作詞:高橋幸宏、細野晴臣、ピーター・バラカン/作曲:高橋幸宏、細野晴臣
 7.U・T
     作曲:YMO
 8.カムフラージュ
     作詞:高橋幸宏、ピーター・バラカン/作曲:高橋幸宏
 9.マス
     作詞:細野晴臣、ピーター・バラカン/作曲:細野晴臣
 10.来るべきもの
     作曲:YMO、松武秀樹

参加ミュージシャン
細野晴臣
高橋幸宏
坂本龍一
松武秀樹:コンピューター・プログラミング

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自分で購入。
初めの印象は「暗い」。
教授のソロでなじみのある「千のナイフ」がとにかく「カッコよくなってる」と思ってリピートして聴いた。
「キュー」も好きだったし。「U・T」もカッコイイと思った。
けど、「U・T」は「打ち込みだからできる曲=ライブではできない曲=カバーもできない曲」という風に直感的に感じて、なにか違和感があった。(後年、「U・T」を普通のツインバスのドラムセットでコピーしている人の動画を見て愕然とするわけですが・・・)
「ん?なんか違ってきたぞ」と感じさせたアルバムでしたね。
 
4月21日 シングル「キュー」 B面「U・T」発売。

これは購入しませんでしたね。アルバムに入ってるし。(つっても、以前はそういうシングルでも買ってたんですけどねw)
 
6月5日 高橋幸宏のソロアルバム「ロマン神経症」発売。
8月5日 イモ欽トリオのシングル「ハイスクール・ララバイ」発売。大ヒット。(8月24日付のオリコンシングルチャートで1位)
9月5日 シングル「マス」 B面「カムフラージュ」発売。

これも購入しませんでしたね。またもアルバムに入ってるヤツだし。
 
10月5日 坂本龍一のソロアルバム「左うでの夢」発売。
10月21日 スネークマン・ショーのアルバム「死ぬのは嫌だ、怖い。戦争反対!」発売。
11月21日 LPアルバム「テクノデリック」発売。
 
 1.ジャム
     作詞:高橋幸宏、ピーター・バラカン/作曲:高橋幸宏
 2.新舞踊
     作詞:細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏/作曲:細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏
 3.階段
     作詞:高橋幸宏、ピーター・バラカン/作曲:高橋幸宏
 4.京城音楽
     作詞:坂本龍一、ピーター・バラカン/作曲:坂本龍一、高橋幸宏
 5.灯
     作曲:坂本龍一、高橋幸宏
 6.体操
     作詞:坂本龍一/作曲:坂本龍一、YMO
 7.灰色(グレイ)の階段
     作詞:細野晴臣、ピーター・バラカン/作曲:細野晴臣
 8.手掛かり
     作詞:細野晴臣、ピーター・バラカン/作曲:細野晴臣、高橋幸宏
 9.前奏
     作曲:坂本龍一
 10.後奏
     作曲:坂本龍一

参加ミュージシャン
細野晴臣
高橋幸宏
坂本龍一
松武秀樹:コンピューター・プログラミング

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ここに至ってはレンタルでしたね。周りに誰も購入する人がいなくて。
でも、そんなに嫌いじゃなかったですよ。「手掛かり(KEY)」とかいいと思いましたもん。
 
11月24日 宮城県仙台市の宮城県民会館「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹
11月26日 岩手県盛岡市の岩手県民会館「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹
11月28日 広島県広島市の広島・郵便貯金会館「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹
11月29日
 ~
 11月30日
大阪府大阪市のフェスティバル・ホール「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹
12月1日 愛知県名古屋市の名古屋市民会館「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹
12月5日 イモ欽トリオのアルバム「ポテトボーイズNo.1」発売。

なぜかこのアルバムを買っているんだよね。
買った後に何か、石油でも掘り当てようとでもいうがごとく、何度も繰り返し聴いたのを覚えてます。
なにも掘り当てられませんでしたけどね。
 
12月7日 北海道札幌市の札幌・厚生年金会館「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹
12月16日 福岡県福岡市のサンパレス「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹
12月18日 石川県金沢市の金沢・観光会館「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹
12月22日
 ~
 12月23日
東京都新宿区の新宿コマ劇場「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹
12月24日 東京都新宿区の新宿コマ劇場「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹、ピーター・バラカン
12月27日 東京都新宿区のツバキハウス「ウインター・ライブ 1981」公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、松武秀樹、立花ハジメ、梅林茂
1982年 2月14日 忌野清志郎+坂本龍一 シングル「い・け・な・いルージュ・マジック」 B面「明・る・い・よ」発売。
2月21日 シングル「体操」 B面「手掛かり」発売。
スネークマン・ショー カセット「海賊版」発売。
坂本龍一&ダンスリー シングル「ジ・エンド・オブ・エイジア」発売。
4月1日 山下久美子 シングル「赤道小町 ドキッ」 B面「トラブル99」発売。
5月1日 矢野顕子 アルバム「愛がなくちゃね」発売。
5月21日 細野晴臣ソロアルバム「フィル・ハーモニー」発売。
6月21日 高橋幸宏ソロアルバム「ホワット・ミー・ウォーリー?」発売。
7月21日 高橋幸宏ソロ(ミニ)アルバム「ボク、大丈夫」発売。
11月21日 細野晴臣 シングル「三国志のメインテーマ」 B面「三国志のラブ・テーマ」発売。

NHKの人形劇「三国志」。
私が「三国志」に興味を持つきっかけとなった人形劇。
もしかしたら、細野がメインテーマを手掛けていたから観てたのかな?と、思ったけど。
「新八犬伝」「真田十勇士」「紅孔雀 新諸国物語より」「プリンプリン物語」(これは途中まで)と見ていたので、細野さん目当てではなく、人形劇目当てで見ていた模様。
 
1983年 3月25日 シングル「君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)」 B面「カオス・パニック」発売。

これは買ったんですよ。
 
4月5日 当時のジャケット
リュウイチ・サカモト&デビッド・シルビアン
 シングル 「禁じられた色彩」発売。

←当時のシングル・レコード・ジャケット


「Forbidden Colours」とは三島由紀夫の小説「禁色」の英訳から使われたもので、同性愛を暗示する意味なのだそうだ。

・・・ちょっと引いた。
楽曲はとても良いのだけど。
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4月21日 ライブ・ビデオ「ウインター・ライブ‛81」発売。


これはビデオが発売されたことさえ知りませんでした。
もしくは、ベータで発売されなかったから記憶しなかったのかもしれません。(発売元がCBSソニーだというのにベータ発売なしとは・・・。その辺がさすがです、世界のソニー)
 
5月1日 坂本龍一:音楽監督 「戦場のメリークリスマス」映画のサウンド・トラック発売。

5月24日 アルバム「浮気なぼくら」発売。 6月6日にオリコン・アルバム・チャート1位。


これはレンタルして聴いたかな。
なぜオリコン1位をとれたのか、今でも理解できない・・・。

参加ミュージシャンのビル・ネルソン:ギターは、1994年に東郷恵美子と結婚している。
東郷美恵子は、高橋幸宏と深い縁のあるフォークグループ「BUZZ」の東郷昌和の姉で元高橋幸宏夫人だというから驚きだ。
 
5月26日 映画「戦場のメリークリスマス」公開 出演、音楽監督:坂本龍一。


映画観に行きましたね、「戦メリ」。
これはとにかくデヴィッド・ボゥイがカッコよすぎだった。(特に弟がいじめられているのを壁によりかかり隠れて聴いているシーン)
映画としてすごく話題になったけど、いい映画かどうかと言えば、ビジュアル的にはいいかもしれない、けど、内容は「なんだこりゃ」な感じ。
太平洋戦争時の日本兵の映し方として「これでいいんだろうか?」という疑念は湧く。
ラスト・シーンのビートたけしの「メリー・クリスマス、ミスター・ローレンス」は強烈な印象を残したけど、ビートたけしと坂本龍一の演技は見ていて「もっと、どうにかなんねーのか」と思った。
でも、なんやかんや言っても、当時、レーザー・ディスクというものがありまして、レコード屋さんの中で「レーザー・ディスクをビデオにダビング」してくれるサービス(もちろん有償)をしているところがあって、ベータに移植してもらって保持し、何度も見返しました。
 
7月27日 シングル「過激な淑女」 B面「シー・スルー」発売。

これはテレビで聴いた程度。
 
アルバム「浮気なぼくら インストゥルメンタル」

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これはレンタルした。
インストゥルメンタルというわりには内容は結構変えられている。
 
9月28日 シングル「以心電信」発売。

これもテレビで聴いた程度。
 
10月11日
 ~
 10月19日
各所で「散開」(解散)について匂わせたり、
発言したり、
表明したり。
11月23日 北海道札幌市の道立産業共進会場「1983 YMO JAPAN TOUR」(散開ツアー)公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、デヴィッド・パーマー(元ABC)

元ABCのデヴィッド・パーマー
元々YMOの大ファンで、ABC来日時に幸宏へコンタクトをとり縁故を得たのがきっかけで、後に幸宏のソロコンサートに出演することになる。
「1983 YMO JAPAN TOUR」では、幸宏は最初、ステーヴ・ジャンセン(ジャパン)を考えていたが、スケジュールが合わず、パーマーに連絡を取ったところ大喜びだったという。ところが、ABCのメンバーに反対されてしまう。そこでパーマーがとった方法は、ABCを辞めるということだった。
彼は、ABCを辞めてYMOのサポート・ドラマーを選んだのである。
ABCたって、あーた、世界的ヒット曲を持つバンドですよ。それを辞めてからってことは、そうとうのYMOファンだってことですよ。パーマーは「YMOは僕のヒーロー」と語っているので、「一緒に演奏できる最後のチャンス」「(サポートとはいえ)YMOのメンバーになれる」と思えばその選択肢は間違いではなかったのかも。
11月28日 オムニバス・アルバム「ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス」発売。
 プロデュース:高橋信之、高橋幸宏(高橋兄弟)
 
 1.25 Dec. 1983  - 細野晴臣
     作曲・編曲:細野晴臣
 2.銀紙の星飾り  - ムーンライダース
     作詞:高橋修/作曲:鈴木慶一/編曲:ムーンライダース
 3.Bell Tristesse 妙なる悲しみ  - 越美晴
     作詞:越美晴/作曲:越美晴、細野晴臣/編曲:細野晴臣
 4.Prelude et Choral  - 上野耕路
     作曲・編曲:上野耕路
 5.降誕祭  - 戸川純
     作詞・作曲:不明/編曲:国本佳宏
 6.Ca jour la・・・・・・  - ピエール・バルー
     作詞:ピエール・バルー/作曲:加藤和彦/編曲:清水信之
 7.祈り  - 大貫妙子
     作詞・作曲:大貫妙子/編曲:細野晴臣
 8.ほこりだらけのクリスマス・ツリー  - 伊藤銀次
     作詞・作曲・編曲:伊藤銀次
 9.WHITE AND WHITE  - 立花ハジメ
     作曲:立花ハジメ/編曲:ロビン・トンプソン
 10.トアを開ければ・・・・  - 高橋幸宏
     作詞・作曲・編曲:高橋幸宏

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これは購入しました。
数曲「いいかな?」ぐらいに思った曲もありましたけど、なにせな~んか暗いんですよね。「おごそか」ではなく「暗い」。「シンシンと雪が降っている」のではなく「ジトジト(ところどころベチョベチョ)してる」感じがする。
田舎モンの雪国感覚がそう思わせたのかもしれませんね。
 
11月28日 愛知県名古屋市の愛知県体育館「1983 YMO JAPAN TOUR」(散開ツアー)公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、デヴィッド・パーマー(元ABC)
11月29日
 ~
 11月30日
大阪府大阪市の大阪城ホール「1983 YMO JAPAN TOUR」(散開ツアー)公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、デヴィッド・パーマー(元ABC)
12月3日 福島県郡山市の郡山総合体育館「1983 YMO JAPAN TOUR」(散開ツアー)公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、デヴィッド・パーマー(元ABC)
12月12日
 ~
 12月13日
東京都千代田区九段下の日本武道館「1983 YMO JAPAN TOUR」(散開ツアー)公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、デヴィッド・パーマー(元ABC)
12月14日 アルバム「サーヴイス」発売。

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これは聴いただけでした。
そこそこ面白かったけど、どうもSETが好きになれなかった。
スネークマン・ショーと比べちゃいけないんですけどね。自分の保守的な部分が邪魔するんだよね。
 
12月19日 福岡県福岡市の福岡国際センター「1983 YMO JAPAN TOUR」(散開ツアー)公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、デヴィッド・パーマー(元ABC)
12月22日 東京都千代田区九段下の日本武道館「1983 YMO JAPAN TOUR」(散開ツアー)公演。

メンバー構成
高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一、デヴィッド・パーマー(元ABC)
1984年 2月21日 「アフター・サーヴィス」発売。


これも聴いてもいませんでした。
30年ぐらい経ってから聴きましたけどね。
 
3月15日 YMO散開写真集「シールド」(小学館)発売。
4月18日 映画「プロパガンタ」渋谷公会堂で公開。(以降、全国109ヶ所でサーキット上映)
4月25日 映画「プロパガンタ」ビデオ発売。

これも30年ぐらい経ってから見ました。
 

 
   
YMOってさ。
良くも悪くも日本の音楽界を揺さぶったよね。

自分で
「YMOの大ファンだった」
って思ってたけど、
こうして辿ってみると
そんなでもないね。
自分の音楽性に多大な影響を与えたのは確かだけど。

YMOってさ。
とどのつまり、
良い物もある けど 悪い物もある。
僕の言いたいのはそういうこと。

こうやってYMOの歴史をたどってみてハッキリしたのが、
自分がどういう風にYMOにハマっていったのか
ということ。

自分では結構早くにYMOを知って
早い段階でレコードを入手していったと思っていたのだけど、

事実として、YMOを知ったのは、
1979年8月、NHKのニュースで「YMOの快挙」が取り上げられて
一気に話題となり、
ラジオで楽曲がかけられ始め
家の外を走る車のカーステレオから大音響で流れたりしたのを
耳にしたのが最初だと思われるので
1979年9月25日の「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」発売前後だと思われる。
YMOのファースト・アルバム「イエロー、マジック・オーケストラ」が発売されたのが
1978年11月25日なので、
YMOがデビューから1年ぐらい経っているんですね。
となると、かなり後発でしたね。

レコードを初めて入手したのは
シングル「テクノポリス」と「ライディーン」
1980年6月21日発売のシングル「ライディーン」以降に
従姉のお姉さまから2枚一緒にプレゼントしてもらった。
おそらく、彼女の夏のボーナスのおこぼれとして頂いたのだと思う。
6月21日発売の「ライディーン」と夏のボーナス
時期的にも完全に一致しているので、おそらく間違いないだろう。

生れてはじめて自分で選んで購入したLPアルバムは「増殖」なんだけど
「増殖」の発売日は6月5日
シングル「ライディーン」発売前なので、
「増殖」購入は、発売日を結構過ぎてから
ということになる。
誕生日プレゼントで買って貰ったのか
誕生日プレゼントの前借で買って貰ったのか
どっちにしても、発売日購入ではないのは間違いない。

1980年
シングル「テクノポリス」「ライディーン」を6月末~7月にお姉さまから買って貰い
それ以降に
アルバム「増殖」を購入
早めに購入できたのなら「誕生日プレゼント前借」もしくは「ザ・おねだり」
遅い購入なら「誕生日プレゼントとして」

その後、
FMラジオあたりで聴いた幸宏のソロアルバム「音楽殺人」をどうしても欲しくなり
クリスマス・プレゼントかお年玉で
「US版 イエロー・マジック・オーケストラ」と一緒に購入。
流れで幸宏のソロ・ファースト・アルバム「サラヴァ!」購入。

12月20日発売のシングル「タイトゥン・アップ」が
たぶん、生れてはじめて発売日に買ったシングル・レコードになるんだと思う。

1981年
2月21日発売の「スネークマン・ショー」
なんと、これが
生れてはじめて発売日に買ったLPアルバムだと思われる。

・・・マジか・・・。

3月10日の「OMIYAGE」も発売日に購入。

3月21日のLPアルバム「BGM」も発売日に購入。

4月21日坂本龍一のソロ・シングル「フロントライン」購入。
(NHK-FM「サウンドストリート」火曜日に坂本龍一が同月から起用されているので、
おそらくその番組で紹介されたのにまんまとつられて購入したのだと思う)

6月5日、幸宏のソロアルバム「ロマン神経症」購入。
以降、YMOとは疎遠となり、
しばらくは幸宏のソロ・レコードのみ購入。


1983年に
「君に、胸キュン!」のシングルは買ってしまったけど・・・。


そして、
コンサートは一度も観に行ってない。


なので、

大してファンではなかったことが判明。

デビュー当時から追っかけてた人や
コンサートをバンバン観に行ってた人からすりゃあ
「なんだ。ニワカじゃん。ニカウじゃん」
って言われても、俺、なんも言えねぇ


でもさ。
うちのクラスにYMOファンなんて5人もいなかったと思うんだよね。
(隠れファンはいたかもだけど)
一番盛り上がってたのが
”お金持ちの友人”と私の二人でさ。
周りにヘビーなファンがいないとなると
「ニワカ」だって自分で気付かないじゃん

なので、
今日の今日まで
自分のこと割としっかりYMOファン
しかも
けっこうヘビーなファン
だと思ってました。


悔い改めます。



でもね。
その後、ずいぶん経ってから
蔵出し的なCDやDVDなんかを数点買いましてね。
いまでも時々YMO関係を手に入れたりとかしてるんですよ。

普通のファンぐらい とだったら
名乗ってもいいですよね?
 2020年 記 
イエロー・マジック・オーケストラ / Yellow Magic Orchestra (YMO)
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